小学館新書「世界はなぜ地獄になるのか」を読んだ

ネタバレってほどじゃあないけど本の内容には触れます(この本の著者の橘玲という人は有名な人なんですね、最近知りました)

読んだ感想だよ

評価はこんな感じ

キャンセルカルチャー度 ☆☆☆☆☆

橘玲度 ☆☆☆☆☆☆

へぇそうだったん?度 ☆☆☆☆

世界は地獄になる度 ☆~???????

ここから先は内容に触れるよ

PART1 小山田圭吾炎上事件

小山田圭吾炎上事件のお話

当時(2021.7.16頃)はニュースでやってたので覚えてる。けど、小山田圭吾という人物については、まぁ聞いたことくらいはあるよ?ミュージシャンでしょ?くらいしか知らなかった

東京オリンピックの開会式の作曲担当を辞退したというニュースを見た時の当時の正直な気持ちは

「また関係ない外野が騒いでんのかなー」

くらいのものだった

オリンピック絡みなので見たくなくてもテレビつけたらやってるからイヤでも情報は入ってくる。情報といってもテレビ側から一方的に流れてくる情報だけども(興味がないので検索してない)

そのテレビからの情報をまとめて思ったことは

「小山田圭吾ってのはヒドイやつだな」

だった

この本を読んで詳しい内容を知った上で小山田圭吾という人物に対し見方が変わった、良くなった部分もあれば悪くなった部分もあるけど

障害者(障がい者)への関わり方への正解はあるのだろうか?

PART2 ポリコレと言葉つかい

ポリティカル・コネクトレス(政治的な正しさ・適切さを意味する)のお話

敬語の民主化…敬語のインフレ…言葉って難しいですよねというお話

「ご苦労様」は「目上の人が目下の人に対してかける労いの言葉」ってどっかで見てなんだか違和感を感じたことがある。違和感の正体はきっとその人たちの人間関係にあるのかなぁ、と思ったことがある

言葉つかいの正しい使い方か誤用かは疑問形にできるかどうかで簡単に判別できる、とある(これは覚えておこう、そして使ってみよう)

まぁ政治的な正しさってことなので親しい友人に対してじゃあないじゃん?そこ(文化や歴史の違い)があると見た目トークもなんなら出身地トークもできなくなる。歴史に詳しくない無知者はもう天気トークしかできなくなってしまうね

だから歴史を勉強しようね☆

PART3 会田誠キャンセル騒動

芸術家「会田誠」のお話

芸術家は超有名な人しか知らない、だからこの人も知らなかった(超有名ってのはピカソとか)

んでググってみた

うーん、確かに挑発的な作品だった

「東洋の辺境で「美術」をやる者は、洋画はもちろん日本画であっても西洋の呪縛から逃れることができないのだ」ってあるんだけど、日本の芸術家って西洋の壁を乗り越えることができないとダメなの?葛飾北斎も西洋の壁を超えないと、って気持ちで作品作りしてたのかな?

なんだか芸術家ってもっと自分勝手なイメージあるんだけど

どっかにいたよね?

「あとはお前らで考えな」

みたいな感じでポツンと男子用便器を置いてった人(個人の感想だよ)

終わりのない罵詈雑言を避けるためにはあの作品をもっともっと抽象的にすればよかったのだろうか?でも抽象的になればなるほど出始めの抽象画みたいに

「意味分からん」

って言われグムムってなるだろーしな~、ジレンマだね

PART4 評判格差社会のステイタスゲーム

ステイタスが低くなる(と感じる)と人生からログアウトしちゃうお話

いっつか「失業率が上がると死亡率が上がる」なんてのを研究しているのを見かけた

つまり結論としては

メンツ(ステイタス)至上主義者はかまってちゃんてこと(そして全員なにかしらのメンツ至上主義的な部分を持っている)

PART5 社会正義の奇妙な理論

ノンバイナリーだったりのお話

theyを三人称単数形として使うように指導されている狂気のくだり、意味分かんなかったけど調べたらノンバイナリーの人たちに配慮してってのを見かけた

たしかに(狂っているというより)くだらないという感想

「あんたら」

じゃあアカンの?

まぁ肥満は自己責任なので普段から節制しましょうね

PART6 「大衆の狂気」を生き延びる

TERF(ターフ)のお話(知った感じで書いてるけど初耳)

Trans-Exclusionary Radical Feminist=トランス排除的ラディカルフェミニストて言葉と意味(たぶんだけど男は男、女は女、それが常識それ以外は排除、って感じ)

「どこの国であれ~~いったいどのように答えればいいのだろうか」のくだり、これ…

出す側に問題ない?

サンデルの問題提起にもあるけど

「我が国にはこんな歴史があった、どう思いますか?」

ではなくて

「世界にこんな歴史があった、この悲劇を再び起こさないためには何ができますか?」

って感じで質問したら問題そのものに向き合えるんじゃないだろうか?なんてきれいごとを吐いとく

あとがき ユーディストピアにようこそ

ユーディストピア(天国と地獄の半々)を生き抜くヒントは仕組みを理解すること

これはジョジョランズか?

ジョジョランズに答えがあるのかぁぁぁー?

溶岩をゲットしろぉぉぉ!

はい、読み終えてキャンセルカルチャーという文化(?)に対して思うのはやっぱりちょっとバカげてるって思う。しかしステイタスを維持するために他人を攻撃しなければ立ってられない人間も多いという現実(きっとこれは自分も含めてみんなそう)がある以上は対策が必要(実際にキャンセルカルチャーでの被害は増えることはあっても減ることはなさそうだし)

キャンセルカルチャーを減らすためにどんな対策が思いつくだろうか?

パッと思い浮かんだのは

「燃えるなら飽きるまで待とうアーティフィシャル・インテリジェンス」作戦

もしくは

「弱い者たちが夕暮れ、さらに弱い者をたたく」作戦

この作戦はSNSだったりに書き込んで正義を発散したいだけの人たちに対する壁役として人間のフリをしてあえてAIが意図的に定期的に炎上させる作戦

対応するのはAIなので傷つくこともなく淡々と処理ができてどれだけの時間でも相手ができる

時間がたてば騒がしいヤツらも飽きていなくなる(たとえAIだとバレてもそれはそれで冷めていなくなる)

それぞれの立場の間にクッションキーパーのようにAIを配置する、そして発散させる

アーティフィシャル・インテリジェンスさんにその「さらに弱い者」になってもらう

という作戦

実はもうそうなってたりするんスかね?(陰謀論)

まー、ンな感じ

つづく

Follow me!