人×鬼×狼=三角関係映画「トワイライト」を観た感想
ノノノノノ、で止められるチャーリーが最強じゃね?
はじめまして、ジラフマンと申します
今回は映画「トワイライト」を観た感想です。ネタバレ気にせず書いてくので大丈夫なら読んでみてほしい
この映画は簡単に言うとね、女の子×吸血鬼×オオカミ人間の三角関係のドラマなんです。でもね?これは表向きでジラフマン的解釈をするおこういう解釈になります
「可愛い女の子って超絶ワガママよね、ワガママ通り越して人間としてクズよね。あーもう人間じゃあなかったわ」
という映画です。批判はしていません、最後まで読んでもらえればご理解いただけるかと思います。たぶん…いやきっと…そうだといいな…
はい、ストーリーの大筋は最初に伝えた、女の子×吸血鬼(男)×オオカミ人間(男)の三角関係の恋愛ドラマ。物語はベラという女の子を中心に進みます
家庭の事情で父親(チャーリー)の元へ越してきたベラは地元の学校に入りそこで出会ったエドワード(太眉の超絶イケメン)という男性に一目ぼれをしてしまいます。しかしエドワードは人間ではなかった!実は冷人族(吸血鬼のこと)だったのだー!オロロ~ン。だがベラの想いは本物、ライクではなくラブ♡なのだ。正体を知ってからも想いは変わらずにいた。しかしエドワードはそんなベラの気持ちに困惑している
そしてもう一人がジェイコブという男性、ベラの父親チャーリーの友人の息子でベラとは幼馴染的なポジション。しかし彼はオオカミ人間だったのだー!ドジャーン!額の庇が強いぜー。ワオォーン!
こんな感じの3人がキャッキャウフフする内容なんだけどね、正直に言いますと最初の方は「ケッ、カッタリーゼ!」と思いながら観てましたよ。この映画ね、本編約2時間×5作品あるんですよ(トワイライト:初恋、トワイライトサーガ:ニュームーン・エクリプス・ブレイキングドーンパート1・2の5作)それで見ていくとですね、
エド「超絶イケメンの僕が運命に翻弄されてます」
ベラ「そんなあなたが…好・き」
ジェ「俺はベラ、君が好・き」
ジ「ケッ!」
ってな感じなんスよ。もうさ、よそでやって?やれやれだぜといった感じだったんだけど、そんな評価だったのになんで全5作を完食したかって?もとよりの性格で踏み込んだらつまらなく感じても最後まで、と思っていて最後まで見ようとね。そのもったいない精神は功を奏するときもあるけど徒労に終わることもある。徒労に終わることが多い中で今回は功を奏した。といっても奏するまで3作目のラストまでかかったんだけどね
ゴッソリひっくり返った瞬間、それは5作中の3作目トワイライトサーガ:エクリプスのラスト。それまでは斜に構えて「ケッ」て態度だったんだけど一気に「マジかッッッッ!」て画面に引き込まれたんですよ
それはですね、3作目トワイライトサーガ:エクリプスのラストにベラは衝撃の発言を愛するエドワードにぶつけるんです。その衝撃の言葉は簡単に言えば、
ベラ「アナタを愛してるわッ!…?うん…愛してるんだけど…あれぇ?違うかもぉ」
とか言い出すんです。続けてこう言います、
べラ「アンタのスペックが超魅力的、アタイもそのチートスキル欲しい」
とッッッ!!(異論も反論も認める、しかし一切受け付けないィィィィッ!)
…ハイ、説明しますね。ベラちゃんがエドワードを愛したのは本当なんです。なんやかんやで時間を重ねれば重ねるほど愛する気持ちは強くなっていったんです。そして相手のエドワード君はそんなベラの想いに困惑しているんです。困惑する理由は彼は吸血鬼で普通の人間ではないから、これにつきます。一口に吸血鬼と言ってもいろんな種類がいるんです。絶大な権力を保持し人間社会を裏から操っている国家のような吸血鬼集団や本能の赴くままに放浪する吸血鬼、エドワードはカーライル・カレン率いるカレン一家の家族として(本物の家族ではない)人里離れたところを拠点にしているんです。そしてカレン一家は吸血鬼としては珍しく人間の血を飲まないでいる吸血鬼一家なんです(正確には生きてる人間を襲って血は飲まない。父親の役目をしているカーライルは町医者としての身分を持っていて人間の輸血用のストックがある)。不安定ながらも人間社会との共存を試みている一家なの。しかしながら吸血鬼は吸血鬼、吸血鬼とは魂のない呪われた存在なのです
まぁ吸血鬼がなんで学生やってんだよ!とツッコみたくなるけどね、カレン一家の信念で人間を襲わないと決めているのでエドワードも他の年齢が近いカレン一家の家族も学生してるんですよ。これも共存の一環ということでね
なんやかんやあってエドさんベラちゃんに正体を明かします。そして先程伝えたようにエドさんは自分の事を「呪われた存在」として忌み嫌っているんです。なぜ呪われた存在になったのか?それはカレン一家というのは父親代わりのカーライルが吸血鬼にした元人間の集まりで、そのカレン一家全員が「のっぴきならない状況」の中でカーライルに選択を迫られているんです。それは究極の二択、
「このまま果てるか」それとも「呪われた存在(吸血鬼)になるか」
後者を選択して呪われた存在になった江戸さん、ベラちゃんはそんな江戸さんを愛してると言う。しかも、
ベラ「江戸ワード、アタイあんたと同じになりたい。私の血を吸って私を吸血鬼、つまりあなたの家族にして」
なんていう始末
もう…愛が重いぃぃ!気持ちとしてはエドも同じ気持ちだったけど愛する人を自分と同じ「呪われた存在」にはしたくなかったのでベラの気持ちには応えられずにいたのだ
そして3作目の最後に先ほどのセリフをベラがエドに伝えたんです。あのセリフが出た原因はエドと過ごす中で自分がどこまでも人間であることを再確認するベラちゃん。吸血鬼の人間離れしたスペックを目の当たりにしてある思いがよぎるんです…それは…
ベラ「アレェ?アタイショボくね?アタイ?いや、人間…ショボくね?普通すぎじゃね?吸血鬼…ヤバくね?パなくね?」
という思い
そしてベラはこんな言葉で自分の気持ちを江戸ワードに吐露しているんです
ベラ「私はこのままだと学校を普通に卒業して普通に就職して普通に結婚して普通に寿命を迎える…そんなの…イヤッ!…「普通」は……イヤなのっ!!!」
ジ「ナヌゥゥゥゥッーーーーー???」
だった。つまりベラちゃんは吸血鬼の文字通り人間離れした能力に惹かれたのだ。すべてが人間をはるかに上回るスペック、きっと若い女性が今この瞬間を閉じ込めておきたいという永遠の美のような不老不死にも惹かれたのだろう。(正確には不死ではないのだけど)
その告白を受けて正直ドン引きするエドワー君
エドワ君「僕を愛してるから(僕と同じ家族になりたい)というわけじゃないの?」
イザベラちゃーん「愛してるけどぉ、愛してはいるんだけどぉ、それだけじゃあなかった…みたいな?」
とか言うんです。このやりとりで「これ単なる三角関係のキャッキャウフフで終わらねーぞ?どうなるのか?ワクワクすっぞ!」
ってなったんですよ
なんやかんやでエド君とベラちゃんは結婚するんです(おめでとー)。そしてめでたく第一子(女の子)を授かるんです(おめでとー)。しかしめでたいばかりじゃあないんです。(でしょーね~)第一子を中心にトラブル続出です。(うひょー)
ここからはそのトラブルにまつわるエピソードを紹介したいと思います
まずはジェイコブくん、彼はオオカミ人間と紹介した。狼男ではなくオオカミ人間。その違いは狼男は変身すると上半身が狼で下半身は人間みたいなビジュアル、オオカミ人間は変身すると完全なオオカミになるの(モロみたいな大きめなのになる)
彼はベラのことが好きだったんだけど、このオオカミ人間ジェイコブくんの好きが人間の好きとちょっと違うようで、ジェイコブ君だけじゃなくオオカミ人間一族はある日突然「君!好きィィィィ!」ってなるんだって、もう見た目とか性格とか関係なく、いきなり。その理由は言ってみれば「運命」や「宿命」のようなもの。細胞が求める感じ?たまに聞くでしょ、体臭の匂いではなくてフェロモンに惹かれる、みたいな。マンガ表現で言うなら電撃が走るってやつかな
そしてベラが好きと態度に表していたオオカミ人間ジェイコブくん、いまいち電撃が走ってるのか自分でも確信が持てなかったみたいなんです
ジェ「いや、好きだよ、好き…なんだけど?んん?好き…だよなぁ?なんだろう、電撃走った…のか?」
みたいな感じでモヤモヤしてたんです。それもそのはず、ジェイコブくんが好き(愛)なのは実はベラではなくベラの産んだ子供(女の子)だったからなんです!みなさん!ジェイコブくんを幼女好きの変態と非難してはいけません!これはオオカミ人間の性質なのです、言ってみれば本能なんです(よりタチが悪ぃーじゃねーか!)
誤解誤解、読んでね。ジェイコブくんの好きはもう人間の範疇を超えてるんです。それはもう現実のオオカミのよう。オオカミって浮気しない(パートナーを決めたら最後まで添い遂げるみたいな)って聞いたことがある。僕らの現実の世界でも生物、種を超えて絆を深める例は検索すれば山ほど出てくる。ゾウと仲良しのヒツジ、リスと母親代わりのネコ、マッコウクジラとイルカなんてのも見た。人間だって同じ人間を養子にしたり犬や猫だけじゃなく自分の倍くらいありそうなオオカミと暮らしている人だっている
ジェイコブくんの好きはもう種族を超えた「愛」なのだ。友人であり恋人であり家族でもある、そんな存在。ベラちゃんの娘レネズミと目が合った瞬間ジェイコブくんの細胞が覚醒する
ジェ「君!好きー-----!!!」
と
後は野となれ山となれだ、いや…違う、この表現は不適切だ、マズイ、スマナイ
そうではなく生涯のパートナーが細胞レベルで決定したんです!ジェイコブくんはこう決意する、「この子は命を懸けて俺が守る!!!」と。骨太ですよ~、ジェイコブくんは激熱の骨太予告を自分の心の中に誓うんです。するとよ?するとですよ?するとね、激怒する人がいるんです、ベラさんです。正確には人ではなくてこのころもう人間やめてます、ピッカピカの吸血1年生なんです。そのベラさんが超絶怒髪天なんです、あんなに可愛かったお顔が見る影もなくなり、全シワ顔に集めたの?ってくらいお顔の真ん中にシワを全集中してジェイコブくんに激怒してんです
鬼ベラ「生まれたばかりの私の愛娘になに惹かれてんだ!このドクソロリ〇〇毛むくじゃら野郎がぁぁぁー---!!!!!」
ってね。クズでしょ?こんなもんじゃあないよ?そのあとジェイコブくんボコられるんです。2メートルくらい吹き飛ばされるくらいキツーイ一発くらうんです。それをカレン一家ニヤニヤ眺めてんです「ワイルドだぜぇ~」って(母親以外)。元はと言ゃーテメーが吸血鬼になりたいなんて言ったのが始まりなのに…クズである
さっきも言ったけどジェイコブくんの好きは自分でコントロールできるものじゃあないんです。覚醒したら最後、徹底的に愛してしまうんです、下心なんてないんですよ。でもベラは説明も聞かずぶっ飛ばすんです。読者は筆者がベラのことをクズだって一方的に発言してるって思ってます?これだけじゃあないんですよ!これ以前にベラは精神的にまともじゃない時期があったんです、それを根気強く支えたのがジェイコブくんなんです(チャーリーもね)。この時も無償の愛のような態度でベラが立ち直るまで寄り添っていたんです。彼女はこの時期を振り返りジェイコブくんに対して「あなたがいてくれてよかったわ」という気持ちを吐露しているんです。だったら少しくらい耳傾けてもいいんじゃない?にべもなくぶっ飛ばさなくてもさ?…元はと言ゃーテメーが吸血鬼になりたいなんて言ったのが始まりなのに…クズである
そしてベラが吸血鬼になったことによって本物の家族である父チャーリーとの問題が浮かび上がる、いつまでも年を取らない娘にいずれ違和感を抱くのは確実だろう。だからベラを「新婚旅行中の事故に巻き込まれた」ことにしてカレン一家も拠点を変えて地元を離れる案を実行しようとしたが、実の家族と離れ離れになるなんて駄目だという思いからジェイコブくんはチャーリーに自分の正体を明かして引き留めようとするんです。この案は功を奏さない気がしたがジェイコブくんの気持ちはよくわかる。結果としてチャーリーの問題は無理やり解決した感じにはなった、しかしベラは自分たちの正体が他の吸血鬼にバレるとそれが原因でチャーリーにも危険が及ぶかも?ってことで悩んでいたんです。そしてジェイコブくんにこう言うのだ「なんてことすんの?バカなの?犬なの?犬もどきなの?」と批判するんです、…元はと言ゃーテメーが吸血鬼になりたいなんて言ったのが始まりなのに…クズである
エドとベラの第一子レネズミ、彼女を中心としたトラブルは吸血鬼の本場の集団さえも動かしてしまいます。その集団に対抗するためにカレン一家はベラを中心に「私の家族を守るためにみんな協力して」と他の吸血鬼の友人に集合をかける。とんでもないトラブルに巻き込まれるのが分かってんのに「家族のために」なんて言われたら断れねーじゃん。…元はと言ゃーテメーが吸血鬼になりたいなんて言ったのが始まりなのに…クズである
そして吸血鬼集団とのトラブルが本格化してくるとベラはジェイコブにレネズミを託す選択をする。散々ボコったくせに「お願い犬ッコロ、娘を守って、ここから逃げて」と頼むのだ。…元はと言ゃーテメーが吸血鬼になりたいなんて言ったのが始まりなのに…クズである
極めつきはエンディングだろう
なんやかんやで物語は進んでエンディングを迎える。エドワードとベラとレネズミがお花畑にいて3人ともとても素晴らしい笑顔でいます。そしてエンディングロールが流れる……3人が満面の笑みのなか静かにエンディングの幕が下りる。とても幸せそうに……そう…とても幸せそうに……
そして暗転…BGM…キャスト紹介のロールが流れ始める…
…………………………♪
ちょいちょいちょいちょいちょいー-!ちょっ!待てよッ!オイチョトマテヨ!チャーリーは?オイッ!チャーリーは?あんだけ家族が大事って言ってたベラちゃん?チャーリーは?チャーリーのことはどうでもよくなったの?なに幸せ全開で幕引きしてんだよ!エンディングテーマ流してんじゃあねーよ!…元はと言ゃーテメーが吸血鬼になりたいなんて言ったのが始まりなのに…クズである
以上だ
最初に伝えた「可愛い女の子って超絶ワガママよね、ワガママ通り越して人間としてクズよね。あーもう人間じゃあなかったわ」という評価が少しは理解していただけただろうか?
ベラという存在をまとめるとこうなる
男を好きになり振られて半狂乱(この間周りに迷惑をかけまくる)幼馴染を都合よくあしらい(暴力有)家族が大事と綺麗ごとを言いながら父チャーリーを裏切る、まさにいともたやすく行われるえげつない行為!(ドジャァァァン!)これがベラなのだ
ここに見えるのは「可愛いは正義」というあの言葉だ。可愛いから何をしてもウルウルの瞳で乗り切れると思っているのである。好意を抱く幼馴染をボコっても許されるし、静かに穏やかに人間と共存しているカレン一家を吸血鬼バトルロイヤルに巻き込んでも許されるし、いずれ父親を裏切ることも許されると思っているのだろう。なんてやつだ!
ここからは当時の記憶のみを頼りに書いていくので曖昧なフィクション寄りの内容であることを頭に入れておいてほしい。筆者は当時、海外スターのゴシップ雑誌を読むのが好きだった。その当時見た雑誌の内容でベラ(ベラ役のクリステン・スチュワート)に関する記事があった。確かこの映画がきっかけでエドワード・カレン役のロバート・パティンソンと交際を始めたという記事、そしてクリステン・スチュワートという人物は気が多い女性だったみたいで次の映画の監督とデキたりロバートに戻ったりしての繰り返しで最後はロバートがうんざりしてロバートが振った、みたいな記事だった記憶がある
つまりだ、ベラとクリステンはもう同じってこと!役じゃねーってこと。なんてやつだ!素晴らしいッ!
しかも世界の美人顔100みたいなリストに載るほどの美人である。だから許すべきである。フィクションならなおさら許せばいい。うん、許そう
これが映画トワイライトをジラフマンがほぐした結果である。さあ、許すのだ。ちなみに当時のゴシップ記事にはアリス役のアシュリー・グリーンが部屋中にアロマ焚いて寝ていたら部屋が火事になった、という微笑ましい記事も目にした記憶がある。うん、許そう。(確か、かなりの火事だって記事だった)
ここまで読んでくれたあなたはどう感じただろうか?ディスってばかりと感じたかもしれないが見どころは他にもたくさんある。人間を超越した力を映像化したしたシーンは見ものだし、圧倒的な大自然や荘厳な建築物も見ているだけでワクワクする、他にもあるよ
筆者はチャーリーのその後を知りたい
ジラフマン的解釈は「可愛い女の子って超絶ワガママよね、ワガママ通り越して人間としてクズよね。あーもう人間じゃあなかったわ」となったがあなたはどう感じるだろうか?長編ではあるが機会があればぜひ観賞してほしい
またねー
※あー、あと言っときてーのが、エドワードが吸血鬼の正体をベラに見せたときの正体の挙動が気に入らねー!バケモノになるかと思ったら体が宝石のようにキラキラ光るだけ!細マッチョの太眉超絶イケメンが憂いを込めた表情で「僕は呪われているんだ」って言いやがる!超絶イケメンがキラキラ光ってるだけ!アホかッ!イケメン過ぎてそりゃ惚れるわ!ケッッッ!バイチャー