新潮新書【フィリピンパブ嬢の社会学】を読んだ
まー面白そうなタイトルだこと、ということでゲットした本
感想だよ
評価はこんな感じ
ワクワク度 ☆☆☆
ハラハラ度 ☆☆☆☆
ラブラブ度 ☆☆☆☆♡
サクサク読める度 ☆☆☆☆
秘孔を突きたくなる度 ☆☆☆☆★☆☆彡
帯コメに
2023映画公開(2023.11.10公開予定)
笑いと涙のドキュメント
とある
読んでみて納得よ、そして無事でよかったよ
なんだろ
偶然と偏見と疑心と異文化と
もしくは
不二子ちゃんとルパン
って感じ(テキトー)
オモロイのが著者本人が最初は研究対象ですらなかったこと。なんならそのゼミに友人がいたから授業に参加しただけという
なんとなくから始まった壮大な物語
サクッと読めるのでオススメよん
ここから先は内容に触れるよ
第一章 フィリピンパブってなんですか
【フィリピンスタイル=仕事ない+みんな貧しい+生活キツイ+でも笑ってりゃ幸せ】
フィリピンパブっていうのは定義がないようで、フィリピン人ホステスが多いとそう呼ぶ、みたいな感じらしい
レッドホース=フィリピンの庶民ビール。調べたらサンミゲルってのも有名みたい。サンミゲルのアップルうまそう(レッドホースもサンミゲル社のなのね、つまりフィリピンのビールはサンミゲル)
歴史を振り返ると1960年代にフィリピンバンドと呼ばれる楽団が日本に来るようになり、当初は男性が多く女性はコーラスやダンサーとして働いていた。それがホステスとして使われ出し次第に現在の出稼ぎがメインになった。その過去からフィリピン人が日本に出稼ぎにくるのは興行・タレント活動としてらしい
だからフィリピンパブホステスは歌やダンスを猛練習してタレントとしての名目を厳しいオーディションに受かることで手に入れる、それでやっと興行ビザをゲットできて出稼ぎに来る、という感じみたい(興行ビザ発給条件は2005年に規制される)その試験がかなり大変のようなのだ、知らんかった
フィリピンパブって行ったことないけど初めての客の唇に軽くキスする、ってのは普通なのか?ほっぺなら分からんでもないけど(著者警戒してた、でもまぁ警戒するよね)
第二章 ねえ、私と付き合ってくれる?
この章からハラハラ・ドキドキ度が増してく。と同時にミカとの距離も縮まっていく、と同時にフィリピンホステスの現状が見えてくる
偽装結婚斡旋組織、不法入国、社会学が顔を出す章
「ねえ、私と付き合ってくれる?」
くどいようだが社会学が顔を出す章だ
第三章 助けなんていらない(なん…だと…)
フィリピンパブは錦のクラブに比べると景気に左右されにくいという社会学(安いからそもそも自前)。そうか~、これはほぇ~だわ。そーいった見方もできるのか~、ほぇ~だわ
あと、ステレオタイプはいかんね、気をつけなきゃあね
第四章 信じてほしいと言うけれど(って言う人を信じられますか?)
「一年間だめだっていったじゃん」
「もういいの」
ワォ♡
フィリピンで人気のスポーツはバスケットで野球はあまり人気ないらしい、じゃあスラムダンクとか人気なのかな?
※ググったマジだった。バスケは国民的スポーツでスラダンもタガログ語でアニメ化されてる
過呼吸の対処がビニール袋をかぶせる、これ、情報として知ってはいるけど実際に目の前で過呼吸で倒れられたことがないから未知なんだけど作者は経験者なのかな?
※調べたら袋を被せるのはペーパーバッグ法というらしく現在は推奨されていない方法とされている(推奨されている方法は注意をそらしたり、落ち着くまで待つ、とかの方法がいい、とある。つまり慌てず待つが最善)
第五章 フィリピンパブ嬢のヒモになる(1~4章で予感してたよ)
フィリピン料理「アドボ」「シニガン」いいじゃん、美味そうじゃん!(手づかみはちょっと…)
「男の靴、見たからな」
……11月に公開されるこの映画のジャンルはホラー映画なんですね?
そうなんですね?
不思議に思ったのがアキの家に寝泊まりしてたのは平気(共同生活者にたくさんのGも加わっている)で新しい家は「こんなとこ住めない」と泣く。なにが無理だったのだろう?和式のトイレか?
第六章 母は絶対に会わないと言った(母の愛ゆえに)
この章は会話の重要性を再認識する章
とはいえそれが出来りゃーよぉぉぉぉ、と自分を振り返りちょい凹む章でもある
見習わねば
第七章 どれだけ金があっても足りない(こんなタイトルやめて!)
飛行機に乗り遅れてうなだれる。そしてページをめくるとサブタイトルが
シバタさんにたかる
もう、アカンってこの表現。ブラック過ぎるじゃん、面白過ぎるじゃん!
んで、しっかりたかってんじゃん。たくまし過ぎるだろ!
うん、コウショウの主張は正しいよ、きっと。異文化との交流とは難しいものだね。とくにオヤジ!「そんなのは知らん」だぁ??
北斗神拳伝承者(ラオウ側)だったらピブゥゥ☆してるぜ!?良かったな!コウショウが北斗神拳伝承者(ラオウ側)じゃあなくて!
ホントに良かったなオヤジさんよぉぉぉぉぉぉぉ
結果シバタさん(金づる)ロスト!
第八章 そして彼らはいなくなった(アガサ・クリスティか!?読んだことねぇーけど)
決死の話し合いからの世界一周船の旅の章
そして
今どこで何をしているのかはわからない
そう…
わからんほうがえぇ(ジコ坊)
第九章 ビザと就職と結婚と
ついに結婚!の章だね
そして北斗神拳再びの章ともいえる
「お金がない」と伝えるとたちまちに不機嫌になる
ここだけ切り取ると全員に北斗百裂拳がさく裂してしまいそうだが著者は違った
百裂拳ではなく対話を選択した
ラオウ(踏みつぶす)ではなくケンシロウだったのだ
つづく