どれ?10個てどれ???リコピーン!
みなさんこんにちは
見た目がかわいい本
みんな大好き(?)トマトのお話。トマト好きってほどじゃあないけどスライスチーズと一緒に食べるとハイ最高
感想は読んだあと
ジャガイモとトマトはいとこ、ツル性植物
ここからは内容に触れるよ(振り返る感じ)
序ーーー金より価値のあるもの
テノチティラトン=かつて存在したアステカ島の首都の名前でこの名前にも意味があるようで、テノチティラトンはナワトル語で[石のように硬いサボテン]
首都の意味が硬いサボテンって?サボテンがなんか縁起のいい象徴だったりしたのだろうか?
1 メディチ家のポモドーロ
コジモ・デ・メディチ(銀行家1389.9.27~1464.8.1)という人がトマトを紹介しようとしたがその後300年間トマトはスポットライトを浴びることがなかった
飛ぶねー、時代がサラッと飛ぶ~~。この諸聖人とあるけど誰のこと?ディエゴって人物のこと?あと、トマトって原産地は南米のアンデス高原なんだとさ、知らんかった。著者と同じで勝手にイタリアだと思っていた!
[歴史的建造物をそのまま残しておいたら、私たちには住む場所も働く場所もなくなってしまうでしょう。これがイタリアなのです]
歴史的建造物を粗末に扱うな、という意見が出ないのは素敵だね。だって美術館が行政機関の役割も果たしているってことは美術館で働いてるってことと同じでしょ?最高じゃん?モチベーション高く仕事できそう
ピサ大聖堂
ピサの斜塔、大聖堂に付属するかたちで建設されたもの(1118年完成)で当時はヨーロッパ最大の塔。ところが現在使われている扉は「最近のもの」で1600年に鋳造されたものだ…こーゆーのはクスッと笑うとこなの?(1600年に作られた扉にはトマトが描かれ・彫刻されている、この時代トマトはまだ観賞用)
[アレッサンドロ・デ・メディチは1537年に親友に暗殺されたため]
サラッと書いてマスが…親友スか??
[ジャガイモは遠く離れたアイルランドまで進出して、悲惨な結果として小作農の主食となった]
アイルランドのジャガイモ飢饉、これはジャガイモがクローン種で、それが原因でほぼすべてのジャガイモが同じ病気になり(クローンだと同じ病気になるみたい)食べられなくなり悲惨な結果を招いた、らしい。もしもの時のために普段から色んな種類を作る必要があるのか
シトマトゥル=膨らんだ果実という意味でトマトの語源になっている。これは分かるな、間にちゃんとトマトが入ってるから、シとゥルがなくなっただけだから
ベルナルディーノ・デ・サアグン(1499年(?)~1590年10月23日)最初の人類学者(なんだかすごい肩書き)と呼ばれていたスペインのフランシスコ会修道士。1590年当時の原稿が出版されたのは1829年、理由は教会からの弾圧。つまり200年以上かかっている、よく残ってたよな
トマトが流通し始めた時期の食通がトマトの葉っぱを食べて酷評をした、というくだりは単にトマトを否定したかっただけ?ナスが食べられててトマトは葉っぱだけ食べて酷評ってある??青く苦いまま食べてそれをトマトと認識してた感じかな?それとも何かしらの圧力があったのだろうか?
ガレノスさん=医者・科学者・哲学者(129年~200年頃ギリシャのペルガノン出身)。動脈と静脈の違いを認めた最初の人物、喉頭が声を発生させることを初めて証明した(喉頭を英語ではガレノスの神経と呼ぶ)、感覚神経と運動神経の違いを発見し白内障の手術も初めて成功した人(きっと他にもあるだろうな初めて物語)
ガレノスの狼桃(おおかみもも)=リコペルシオンという植物に由来。リコペルシコン・エスクレンタムというスタンド能力(おいしいトマト)。狼桃で調べたら美味そうなトマトのサイトが出てきた(売り切れてた)
[ポモドーロという言葉が外国人には「愛のリンゴ」のように聞こえてしまったこと。以上。]
つっても「新聞に載っているハム」ではあだ名にはならんスよね?以上。(リンゴは特別)
2 ジョンソン大佐のバケツ 「憎むべき不快なにおいを放つ液果」がアメリカで大人気の野菜になる
ロバート・ギボン・ジョンソンさん(1771~1840)1820年9月26日、アメリカにトマトは美味しいものであると市民権を与えた人物(みんなが引くほどモリ食いしたらしい)、とする伝説がある
1830年代コレラの流行も影響しているよう(インフルエンサーが健康に良いと言ったから、という話を盲目的に信じた結果トマトは市民権を得た、みたいな感じ)
アーチボルト・マイルズとガイ・フェルプス。泥沼の訴訟バトルに発展
トマト錠剤市場(万能薬市場ともいう)崩壊後(1840年頃)も生き残り続け、マイルズは「マイルズラボラトリーズ社」を設立、フェルプスはコネチカット相互保険会社を設立
ニコラス・アペール(1749.11.17~1841.7.1.フランスの食品加工業者)瓶詰を発明(ナポレオンが絡んでる、あのロバのナポレオンが)
ピーター・デュランド(1766.10.21.~1822.7.23.イギリスの商人)瓶詰を改良しブリキ缶(鉄製の缶詰)を発明
ロバート・イエーツ(この名前で調べるとアメリカの政治家がでてくる、知りたいのはイギリス人、めんどい)1855年に缶切りを発明(1830年頃にブリキ缶は発明したが缶切りは1855年になるまで誕生しなかった)
缶詰物語
ガラスの瓶詰め
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鉄の缶詰(キャッパー)
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缶切り
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ラベル貼り自動化
当時(1860~頃)缶詰製造は、作図→カット→ローラー→はんだ付け、[キャッパー]という缶のフタのはんだ付け専門の職業があったらしい(限られた人のみ就ける仕事、秘匿性あり、というより既得権益!?実際自動化が進むとキャッパーのキャッパーによるキャッパーのためのラッダイト運動が起こる)
キャンベルスープ(ウォーホルのアレだ)は当時はオレンジと黒のデザインだった。現在のデザインは1897年のアメリカンフットボールの試合で見たコーネル大学の赤と白のユニフォームデザインに影響を受けて採用し、ほとんど変化してない
キャンベルスープは缶詰をインスタント化に進化させた
[濃縮スープはトマトを保存食から完全食に変えたーーートマトが含まれているのだ]
そうか、インスタント化とは働き方改革でもあるのか
1893年あの有名な[トマト裁判]が開催。発端はジョン・ニックス(米国最大の青果輸入会社)という人物に「トマト輸入してんなら税金払え」と税金支払いを命じ、これをニックスは不服として裁判に発展。要点はトマトが[野菜]なのか[果物]なのか([輸入された自然なまま、または塩や濃い塩水に浸した野菜]が課税対象だったのでニックスは「トマトは果物ッスよ」で対抗)
[植物学的に言ってーーーしかし人々の共通言語ではーーー一般的な果物のようにデザートのように提供されるものではない]
この結果ってつまり「みんなだってそう思ってるじゃん?そうでしょ!?ね?ね?ね?」ってこと?科学はどこいった?
3 サンマルツァーノの奇跡
ガストロノミア(伊語)(ガストロノミー(英語)同じ言葉)美食術、食の学問的な意味の言葉
「百姓が鶏肉を食べるのは百姓が病気のときか、ニワトリが病気のときだけだ」というイタリアのことわざがある、とあるけどこれ…いつ使えばいいのよ?ろくご30って言っておきながら答えが30より低くなってるヤツを叩きつけるときに言えばいいの?ん?合ってる??
トマトの保存食物語
トマトのピクルス(容器が必要)
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乾燥トマト(気候条件が必要)
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トマトペースト(なんか大変、ハエがすごいみたい、なんならお祭り)
ガルディアノ・デレ・テッレ
なんかね、この響きいいですね。デレ・テッレのとこがいい、響きがいい、意味なんてどーでもいい、響きがいい
[1番うまく育った場所はヴェスヴィオ山のふもとの肥沃な火山性の土壌だったまもなくーーーサンマルツァーノと名付けられた]
ガスタロッソ=サンマルツァーノトマトを缶詰にして販売している(ガスタロッソで検索してもでてこねー)
サルノ川(多くの水源をもつ川、の意)古代ローマでは水源は神聖なもの、小便も情事も禁じられていた。現在は上流では飲めるほどだが下流にいくほど工場排水などで汚染され「ヨーロッパで最も汚染された川」と言われている
ヴィンツェンチィオ夫妻の農園
サンマルツァーノ・トマトの特徴は従来のトマトより細く子室が2つ(従来のは5つ、子室=種とゼラチン質の部分のこと)、果肉が多い。このトマトが紹介されると(1910年代)この地(カンパーニア)はレッドゴールドと呼ばれた(red goldは金銭の意)
レッドゴールドは金銭の意…トマトのゴールドラッシュといったとこなのかな。ところで88ページの12行目に[。]が2つ連続してんだが、これはホワンとしてるのか?ホワンとしてるのかぁぁぁぁ?
4 女王、作家とその妻、そして彼らのピザ
エアクオート(Air quotes)=主に欧米で会話中に使われるジェスチャー(ピースサインをクンクンと曲げるしぐさ)この言葉もウィキペディアに載ってた。ある単語を強調したいときに使う
[1850年代のナポリはヨーロッパで1番不潔で、貧しくて、混雑した年だった]
当時の写真とか見ると「なんだかいい感じ」みたいな気になるけど[不潔]と[貧しい]かぁ。食べ物と飲み物と悪臭が漂っている…地元の祭りの食べ物と飲み物と香水とかの匂いが混ざるだけでも吐き気がするから無理よ、無理(ラピュタのパズーの街もそんな感じなんだろうなぁ、アニメだとニオイないから分からんけど)
ピザは(たぶん)みんな好きだけど、当時はピザ嫌いの人もいたようで
ピノッキオの生みの親、作家カルロ・コッローディ(1826.11.24.~1890.10.26.カルロ・コッローディはペンネームで本名はカルロ・ロレンツィーニ。)は1886年の小説の中で「売ってるヤツと同じで脂ぎったゴミの寄せ集め」と酷評したし、1831年に電信機を発明したサミュエル・モールス(1791.4.27~1872.4.2.フルネームはサミュエル・フィンリー(レイ?)・ブリース・モールス)は「下水道から強烈な悪臭を放つ一片のパン」と酷評した
なんでこんな酷評すんの?と思ったんだけど
カルロ・ロレンツィーニが酷評した理由はたぶん当時のピザの販売方法なのかな、と。当時ピザはテイクアウトのデリバリーフードだったとあり、デリバリーしてたのがラザローニ(ホームレス)だったようで、きっとカルロは「小汚い物乞いが持ってくるものなんてロクなもんじゃない」と感じたんだろう
サミュエル・モールスも似たような理由+思想の問題かな、と。この人凄腕の芸術家なんスね、知らんかった。「奴隷を所有するのは賢明な社会的状態である」という奴隷制度支持者のようで、酷評はそれが関係してるのかな、と
ピザの語源、由来は諸説あり、アラビア語?ギリシャ語?ラテン語?まぁ不明
1889年6月マルゲリータピザ誕生。ラファエレ・エスポジト(有名なピザ職人、野心家?陰謀家?ならず者?いまいち不明)がイタリア国王ウンベルト1世の妃マルゲリータ女王に返礼としてふるまったピザに女王の名前をつけた
ピザとピザ窯物語
煉瓦窯(石炭=入手・管理容易)。窯は巨大で不潔で温まるまで時間がかかる、移動不可により(その弱みにつけこんで?)家賃が上がる。ロンバルディスタイル(ニューヨークスタイルとも)。技術革新(ガス窯・電気ミキサーなどの発明)が起こるまでピザ作りは重労働(例えるならザンギエフが何人も必要)
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スチール窯(ガス)
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ポータブル窯(ガス)
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テイクアウトピザ(ホール鮭巻スタイル)段ボールが発明されるまえのテイクアウトピザは紙(クラフトペーパーとあるけどたぶんなんらかの紙)を敷いて卒業証書のようにクルクル巻いて販売のバトンスタイル
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宅配ピザ(段ボールの発明。ホール・単品販売が可能)
アメリカの多くの学校(小学校?)がランチのオプションとしてピザが提供されていてオバマ政権時代にオバマ(ミシェル夫人?)元大統領がピザ(不健康)を止めるように連邦議会に申請したら出てきた答えが「ピザは野菜だからオケ」ってくだり…イカれてるね
歴史家ザッカリー・ノワクの見解とイタリアのことわざ「話がうますぎて本当だと思えないかもしれないが、たとえ真実でなくても、いい話であることに変わりはない」
うん…科学…少なくね?別にいいッスけどぉ(バンクシーの正体もこれに似る感じ)
5 期待
この章はヘンリー・ジョン・ハインツ物語(スーパーで見かけるあのハインツケチャップのハインツだよ)
8歳、母の畑の余った野菜を売る。親から畑を少しもらい自分で販売する
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12歳、もらった畑をさらに拡大、利益で1頭の馬と軽装馬をゲット。卸売業を始める
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17歳、ホースラディッシュ(西洋わさびのこと)で年間5万6000ドル売り上げる
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25歳、友人ノーブルと[ハインツ&ノーブル社]を設立
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キュウリのピクルスで大成功
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ノリノリだったが1873年世界大恐慌の影響もあり、1875年12月17日倒産
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家族以外ほぼすべての人に拒絶され無一文になる
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原点に立ち返りホースラディッシュ販売を始める
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16ドルで(目の見えない)馬をゲットする
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ピクルス事業再開を試みるが資金繰り困難で諦める
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トマトケチャップビジネスを開始、初年度に100万ドル売り上げ債権者に返済
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ケチャップビジネスに暗雲立ち込める。理由は保存のための添加物(サリチル酸→ホウ酸→安息香酸ナトリウム)が問題とされ、市民健康運動のあおりを受ける
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1904年無添加ケチャップの完成(酢を増加→酸っぱくなる→砂糖を増加→香味料も増加→保存期間が延びる)
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(かつての敵)ハーヴェイ・ワシントン・ウィリーと安息香酸ナトリウム撲滅運動を始める
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安息香酸ナトリウムは撲滅できず現在も一般的な食品保存料として使用されている
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1919.74歳でこの世を去る
ヘンリー・J・ハインツ(1844.10.11~1919.5.14アメリカの実業家)。廃棄物を商品化し、倒産して無一文になっても立ち上がり(世間はほぼ敵)、かつての敵ハーヴェイ・ワシントン・ウィリー[毒摂取隊]と共闘したり、[良いことをすればうまくいく]という格言を信じ貫いた人物。性格は謙虚だが負けず嫌い、債権者に返済義務がないのに全額返済したくだりは胸熱だ!トランプ元大統領は血筋らしい。納得、うん、納得、トランプ元大統領はケンキョでマケズギライ、うん、納得
無添加ケチャップ物語
酢(天然の保存料)を増やす
↓
酸っぱくなる
↓
酸っぱさを減らすため砂糖を増やす
↓
香味料も増やす
↓
保存期間が延びる(カロリーも増える)
[1906年6月30日純正薬品法施行。だがこの法案は安全性の管理というより表示することが重要視された]
麻薬性物質であっても表示さえされていれば問題ない、とされた法律だった
……マジ?そいやコカ・コーラのコカは当時コカインのコカだったってのはわりと有名みたいなエピソードだったなー。表示さえされていれば問題ないならつまりは何でもありっつーことぉ?法律がそんなんでええの?混沌としてるなぁ
6 スパゲティの王者
マッケローニ(デュラム小麦で作られた感想パスタのことを指す)もピザ作りと同じで最初は複数人のザンギエフが必要だった
スパゲッティは[小さな紐]
ファルファッレ(リボン型のパスタ)は[蝶]
ヴェルミチェッリ(太麺のパスタ)は[小さな芋虫]
1800年代初頭はトマトとパスタは一緒に食べてはいなかった(そんなことをするヤツは頭がおかしいと言われていた)
1880年代になったらトマトとパスタが出会い[トマトパスタ]が誕生した。キューピッドは豚?(19世紀に黒豚から白豚への品種の変化があった)
チキンティッカマサラ。聞いたことがある、いわゆるカレー。このカレーの発祥はイギリス。(チキンティッカマサラの考案者とされるのはシェフ:アフメド・アスラム・アリ(少し前に亡くなっている人))
1564年頃フィリピンから中国にトマトは伝わったが当時中国はトマトのことを[野蛮なナス]と呼んでた(当時は輸出専用で20世紀になってから自分たち用に使い始めた)
7 ビッグボーイ(4人のパイオニア、メンデル、リビィングストン、シフリス、リック)
自家受粉=1つの植物の花粉が同じ株(同じ花)のめしべについて受粉すること。メリットは受粉の成功率が高い、デメリットは遺伝の多様性の低下、淘汰されやすい
他家受粉=花粉が別の個体または別の株の花のおしべについたとき受粉できること。メリットは子孫の遺伝子パターンが増える(遺伝的多様性)、デメリットは受粉の成功率が低い、自然界では虫などに花粉を運んでもらわなければならない
リヴィングストン・パラゴン・トマト=アレキサンダー・W(ウィリアム?)・リヴィングストンが作ったトマト、現在の一般的なスーパーに販売されているトマトの原型になっている(作ったのは他にも15種類ほどある)
マーブグローブ・トマト=グローブ(品種)とマーヴェル(品種)の交配によって誕生、立ち枯れ病に強い特徴があり、現在の交配種の多くはこのマーブグローブ・トマトを継承していて[標準トマト]に選ばれている
ビッグボーイ・トマト=オーヴェット・シフリスが作ったトマト、ガーデニング業界の革命児(児?)と言われている。理由は当時のトマトは背が高く(木が高く4~5メートルになる、作業にハシゴが必要だった)、ビッグボーイ・トマトは木の高さを低くすることに成功した品種。シフリスは他にもキュウリ・ナス・マスクメロン・スイカの交配種を開発
ガラパゴス・トマト=チャールズ・M・リックが作ったトマト、トマトの雑種形成に最も貢献した人物、と言われている。カルフォルニア大学デイヴィス校にトマト遺伝資源センターを創設した人物。この人物は[チャールズ・ダーウィンとインディー・ジョーンズのハイブリッド]と言われてるらしい。
自家受粉はクローンと似る…の…かな?
このリックを表すハイブリッド表現、ちょっとインディー・ジョーンズをディスってない?
種のブリーダーに果肉は不要で、不要な果肉はハインツのケチャップへ。最初に文章で読むといまいち見えてこないけど、読み進めていくと繋がってくこの感じ…いいね!
ゾウガメに種を与えて糞の中から種をゲットするくだり。[発芽するには動物の消化管を通る必要がある]とあるけどもちろん初めて知ったこと。人間でも同じことが出来るのか?過去に実験したのかい?ダーウィンさん??
8 誰がトマトを殺したか? 悪口を言いたくなるトマトーーフロリダ緑熟トマト
フロリダ・トマト=最もひどい目にあってきたと言われるトマト。8月にしか楽しめなかったトマトを年中食べれるようにしたが、代償は味の変化でほとんど味のない粉っぽいトマトに変化することになってしまった
品質は明らかに劣っているとか、ピンク色で中身がないと散々な言われようだけども理由もあって、出荷の際の鉄道列車での長旅に耐えるために熟すかなり前に摘み取らないといけなかった
フロリダトマトの緑熟トマト収穫の写真を見ると規模の違いがすごすぎる。こりゃ1個にこだわることなんてできないね、数打ちゃ~~って感じ
4分の3が食品サービス業界で消費されるらしいのでとにかく生産量が桁違い
[次にトマト(フロリダ・トマトだけと信じたい)を買うときは肝に銘じておくことは、店で売っているトマトは値段が高いほど品質が悪い可能性がある]
…だと…?
おいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおい!どーゆーことだよぉ。高い金を払って質の悪いものを買わされるってよぉ。しつこいようだがフロリダ・トマトだけだと信じたい
アメリカのトマト市場は価格主導なのでプレミアトマトを市場に出すという試みは完全に失敗に終わっていた
つまりはフロリダ・トマトは市場(質より量)に合わせただけってことかぁ。文化の違いなのかなぁ、[美味いもの]ってのも違いがあるなー
フロリダ大農場のあれこれ
燻蒸消毒(フロリダの地は凍結しないため、土の中にいる線虫などの殺菌のため。デメリットは敵も味方も死滅させ無菌状態になってしまう)
↓
木に殺虫剤と殺菌剤を塗布(27種の虫と29種の病気からの防御)
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窒素・リン・カリウム・etcの栄養混合肥料を注入
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水の供給
光学式選別機=1930年代にミシガン州の美容業界で最初に開発されたトマトを選別するためのもの。他にもコーヒー豆の点検やリサイクル品の仕分けにも役立っている機械
[エスタブルック現象]
この現象は、知らない・というだけで全員が共犯者になっている現象のこと(ドライブスルーに列をなすことは21世紀の奴隷制度を支持することと同じ、…グムム)
食べ物にも着るものにも住む場所にもエスタブルック現象的なものは存在する。早さを求めれば品質は下がる、うん、当然っちゃー当然だ~ね。しっかし消費者は納得しねーよなー、安きゃ質は落ちるんだよいい加減認めろよ、なぁ?ミニマリストがいいぜ~??オススメだぜ~?できてねーがよぉぉぉぉ
9 エアルーム・トマトの襲撃 ブランディワインーー半世紀にわたるトマトの凡庸さに挑む花形トマト
[アタック・オブ・ザ・キラートマト]1978年に公開されたホラー・コメディというジャンルの巨大化したトマトが人間を襲う映画(なぜ襲う?)
カルジーン社(1980年に創立したバイオテクノロジー関連のスタートアップ企業、科学者集団)=簡単に言うとトマトがしわしわになる現象をテクノロジーで改良しようとしたが失敗して倒産した会社
ポリガラクツロナーゼ=PG、トマトがしわしわになっていく現象を引き起こすもの。このポリガラクツロナーゼというタンパク質がペクチンを破壊するためにトマトはしわしわになってく
パシフィックという品種を選んだ理由が品質ではなく特許や知的財産権がない点に魅力を感じている、他にもトマト農家ではなく遺伝子操作者であったこと、「誰もが金持ちになる」というくだり、これ今風に言うとフラグが立ってたんじゃないかい?グフフ
エアルーム・トマト運動、1990年代から言われ始めたとされているが正確には分からない運動。エアルームとは受け継がれた・とか伝統的な・とかいった意味で、代々受け継がれた品種、といった感じらしい。トマトに限らない、エアルームカボチャとか他の野菜だったりにも使われる
ブランディワイン・トマト=エアルームトマト運動のポスターに起用されたトマト。発祥地はいまいち不明、アーミッシュ系?サダス系?不明瞭
クレイグ・ルフーリエ(自称トマトマニア、種子貯蔵者)がこのブランディワイン・トマトを
「何年もかけて1000種類以上ものトマトを栽培しても、完璧なトマトと思えるのはやはりブランディワイントマトなのだーーー」
とベタ褒めしている
トマトがステータスシンボルになった、というくだり
エアルームは手間がかかる=商用には向かない、なんだか職人が作ってる感じがステータスと感じるんだろうか?たしかに量産されているものよりは希少性を感じるだろうが。ま、輸送に耐えられないとか事情があるみたいなので、そこでしか食べられないというものを食べられるというのもステータスなんだろう、ぜひ食べてみたいね
10 冬がやって来る 北の温室は未来の先触れか、それとも、すでに持続可能になった過去の遺物なのか?
[カナダに冬の温室を設置することは、メキシコにイグルーを建てるのと同じようなものだ]
ふんふん、メキシコにイグルーを建てる、ね。イグルーってなに?…ほいほい、これ、別に建てれるんじゃない?
暖房温室の最初の記事は1450年頃の韓国、オンドルと呼ばれる暖房システム(厚い石組みの床を下から温めるシステム)
オランジェリー=1684年、ヴェルサイユ宮殿に建設された温室
シャルル=リュシアン・ボナパルト=ナポレオン・ボナパルトの甥で、近代の温室を発明した人物と考えられている
オランダの農業
現在オランダの農業の80%が温室内で行われている、アメリカに次ぐ世界への食糧輸出国(タマネギが1番多い輸出品)
1944~1945にかけてのオランダ飢饉の経験から本格的に温室建設に乗り出した
水耕栽培農園=廃棄物なし・汚染なし・益虫・害虫問題なし・収穫高あり、これ…夢の農園じゃん。現在アメリカでは2300ほどの数の水耕農園がある
垂直農園、これは聞いたことがある
[楽園からポンペイへと姿を変える可能性がある]
歴史的希少価値が上がるってこと?ホヘヘー
コスタ・デル・ポリタンの太陽光を反射して冷却するって話し、マジなの?
つづく