極限就職サスペンス?映画[エグザム]

観ても損をしない映画、ということでね

極限就職サスペンス映画[エグザム]を紹介します

監督はスチュアート・ヘイゼルダインという人

極限サスペンスに就職ってついてるのが気になった人もいるかもしれない

理由はこの映画

[就職試験の映画]

なんです

極限の就職試験の物語です

パッケージには[世界一危険な就職試験]と書いてあります

少しだけ作品紹介をすると

ある企業の就職面接試験のために集まった8人の就職希望者

文化も背景も異なる男女が4人づつ

試験会場には試験監督が1人と出入り口に警備員が1人

8人の就職希望者が各々の席を確認するとそれぞれに試験者◯番と書かれただけの紙とエンピツが机に置いてある

8人が机に着席し、試験監督と警備員が入室し試験内容を話しはじめる(警備員は腰に拳銃を装備して直立不動でいる)

「質問は1つ、求められる答えも1つ」

これだけ

その質問の答えが分かり正解なら合格、ということになる

そして以下の3つのルールを破ったものは失格となる、と告げる

ルールは次の3つ

1 試験監督及び警備員に話しかけてはならない

2 故意であっても事故であっても自分の試験用紙を破損してはならない

3 いかなる理由があっても試験会場から出てはならない

制限時間は80分

この80分で今後80年の人生が決まる

そして究極の就職試験が幕を開ける

この映画は完全にサスペンスなので言えるのはこれまで

少しづつ明かされていく謎に現在の問題とリンクしていると感じる内容

この極限の就職試験に合格することができるのはどんな人間なのか?

なぜ8人なのか?

書いてるとどんどん内容に触れていってしまうのでこれまで

サスペンスものは前情報がないほうが楽しめるのでこれまで

この映画は見ても損はない、と言える映画なので良かったら観てほしい

そんだけ

つづく

ここからはネタバレ全開の感想です(楽しみがなくなると思う人は読まないこと)

まぁ詳しい専門的なことは分からんけどお金かかってない感じだよね

だって撮影したとこオフィスの一部屋だけだからね

で、出演者も10人(試験監督と警備員と8人の希望者)とかなり小規模

試験が理不尽に始まると誰もしゃべらない、これはすごく良かった

わずかなミスが失格につながる状態、緊迫感が高まってくなか1人目が自分の試験用紙に鉛筆で自己アピールをしようとして失格

これでさらにダンマリのメンバー、うむ、すごくいい

そんななか「重要なのは彼(試験監督)の言葉ではない」と1人の人間が切り込む(これも相当賭けたと思われる)

1人がしゃべりだし

[しゃべること自体は失格にならない]

と理解したメンバーがそれぞれ口を開く

それで疑心暗鬼の協力関係がスタートする

あだ名のつけ方が実にレイシズム的で胸くそ悪い、さすが白人、といったとこ(おっと、この表現もコンプラアウトか??ニョホホ)

ただね、そのあだ名をつけてるときの音がいい、不穏な感じの音がいい。あくまで答えを見つけるまでの協力関係で味方ではない、という感じがしてね、すごくいい

しかし、ムカツクやつだが物事に変化を与えるという意味では常に先陣を切って賭けているニクイやつだなー

席を立ち自由に動けることができる、そう理解したら意見交換が加速する

動けるって大事よね、座って考えるだけじゃあ見えないものもある

サスペンスによくありがちな[ご都合主義の仲間]、これも無理やりな感じがしなくていいなと思ったよ

最初に試験監督が

[わが社に入社できるのは選ばれしものだけ]

みたいなメッセージが効いてる。普通の就職希望者がブラックライトとか紫外線とかに詳しいか?って言われたら

「ん?」

てなんじゃん??どっかに漂流してサバイバルになったらやたら詳しいヤツがいたりするじゃん?不自然なほどに

8人全員が超優秀な人材、普通ありえんよね?

でも試験が謎に包まれてるので無重力さは感じなかった(まぁ、1人は疑問だったけどね)

バイオーグ社、万能薬、不死産業。ここでようやく物語、試験の全容が見えてくる

あるパンデミックが起きてから10年後の世界、これがエグザムの世界だね

ある者はバイオーグ社に入社して貴重な薬を社割で買うためだったりと理由があるんだけど

そんななか1人だけ違和感全開の人いるよね。こいつゼッテーなんか重要ななにか握ってんじゃんて人物(しゃべらないサルトルのことね)

実際、なにか物語が詰まる感じになるとこいつにスポットが当たる、違和感ありまくり☆

ホワイトの傲慢さはイライラしたけど、結局は[吠えるヤツには何か事情がある]ってことだっただけってことかなぁ

物語が加速すると違和感も加速する

あのさ?どんな病気か知んねーが

「薬飲んでから復活するの、早すぎじゃね?」

さっきまで意識朦朧で痙攣して鼻血を流してた人間がもみ合いのバトルを制し優位に立つ

ありえなくね??

たいした病気じゃなくね?腹痛より早く治ったよ?

あと警備員、微動だにしないポジションのくせに2人羽織し過ぎ

今まで無言で行動してた警備員が時計みせたりとかさぁ

面白いのは面白かった

ただ…

ただね~?

と振り返ればチラホラと出てくるわな

パンデミック後の世界の主導権を握る巨大な企業のリーダーが必要ってことでの採用試験

答えは最初から出ている、って頭のいい人はスッと気づくんだろうか?

しかしまぁ、ブロンドは終始脇にいてトラブルの中心にはいなかった

そんな積極性がない人がリーダーで大丈夫??って疑問もある

そんなとこかなぁ

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