ようこそ180overの世界へ

あなたの知らない世界…かもしれない

180overの世界。これは身長が180センチを超えている人間が感じている世界を紹介するポエムです

 

 

 

 

 

 

over the 180「電車の中のつむじの世界」

つむじが見える、もう他人のつむじばっか見える、つむじばっか。ありとあらゆるつむじが見える、日本人も外国人も見放題。つむじを見るのが痴漢になるのなら確実に痴漢で捕まる。「記憶にございません」が通じない。だって見えちゃうんだもの

 

 

 

over the 180 「昭和の間取りの世界」

頭がぶつかる、もう頭がガンガンぶつかる、ガンガン。部屋を移動するたびにぶつかる。トイレに入ろうがお風呂に入ろうがぶつかり放題。昭和の間取りは僕たちに猫背を強制している。「胸を張る」ことができない。だってガンガンぶつかっちゃうんだもの

 

 

 

over the 180 「市販の裾足しナシの世界」

裾が足りない、もういつも足りない、いつも。イケてるジーンズも作業用パンツも全然足りない。いつだって9部丈、いつだって1足りない。市販のパンツは僕たちに腰履きを強制している。だっていつだって1足りないんだもの

 

 

 

over the 180 「下が遠い世界」

下が遠い、いつだって下が遠い、いつだって。足が長いわけじゃないのにいつだって下が遠い。落とした硬貨が1円なら遠いから諦めようかと思うほど遠い、だけど決して諦めずに拾う、だってもったいないんだもの

 

 

 

over the 180 「ダンクができない世界」

ダンクシュートなんてできない。もう全然できない、ぜんぜん。何度やってもリングに手がかかるくらい。なのに「できる寄り」で会話をしてくる。彼らは何を期待しているのだろう?だって全然できないんだもの

 

 

 

over the 180 「胴上げをされない世界」

胴上げなんてされない。もう全然されない、ぜんぜん。過去されそうになった時は周りが諦めてそっと降ろしてくれた。彼らは優しかった。だって大きいんだもの、重いんだもの

 

 

 

over the 180 「川で拾われたかもしれない世界」

親子だと思われない。もう全然思われない、ぜんぜん。親の身長が高くないと川で拾われた説がちょくちょく出てくる。ネタなのは分かるが反応するのが面倒臭い、だって(きっと)川で拾われてないんだもの

 

 

 

over the 180 「ウィンドウショッピングができない世界」

ウィンドウショッピングなんてできない。もう全然できない、ぜんぜん。体格がお店のターゲット層から外れてるのでサイズがない。「このサイズしかありませんね~」って言われる。ショッピングじゃあない、もうウィンドウ、ただの窓。だってサイズがないんだもの

 

 

 

over the 180 「チャンピオンの気持ちが少し分かる世界」

いつだって挑戦される。もういつだって挑戦される、いつだって。体が大きいと腕相撲やら相撲ごっこやらでいつも挑戦される。「大きいヤツに勝てるとスゲーんじゃね?」と負けても「体格差があるからなぁ」という何一つ失うものがない挑戦者がこちらの気持ちも考えず挑戦してくる。チャンピオンの気持ちが少し分かる、ほんの少しだけ。だってチャンピオンになりたいなんて望んでないんだもの

 

 

 

over the 180 「大嫌いな世界」

大好きになんてなれない。もう全然なれない、ぜんぜん。つむじ痴漢(冤罪)も足りない裾も昭和の間取りもダンクシュートも胴上げも川で拾われたことも下が遠いのも窓もチャンピオンも絶対に大好きになれない。だってだって、だってだってなんだもの

 

 

 

over the 180 「やっぱり大好きな世界」

大嫌いになんてなれない。もう全然なれない、ぜんぜん。つむじ痴漢(冤罪)も足りない裾も昭和の間取りもダンクシュートも胴上げも川で拾われたことも下が遠いのも窓もチャンピオンも絶対に大嫌いになれない。だってだって、世界はこんなに美しいんだもの

 

 

 

 

 

 

解説をしていきます(必要?)

身長が180㎝を超えると聞かれる3大質問が

「親は大きいの?」

「成長期に関節が痛くなったの?」

「何食べたらそんなに大きくなるの?」

の3つ

もうね

「知りまへぇん」

て感じなんです

も少し丁寧に答えていくと

「親は平均的な身長で、成長痛のような関節の痛みは記憶にございますぇん、いや〜、普通の食事ですわ(少なくとも高級なものではない、卵かけご飯超好き)」

といったとこ

 

 

over the 180「電車の中のつむじの世界」

電車に乗るときよっぽど空いてない限り椅子に座らず立ったまま乗ることが多い。そうすると座っている人はもちろん立っている人のつむじがわりとしっかりと見える、という状態。まぁ、まじまじと見ることはないけどフッと気づくと「あぁつむじが見えるなぁ、渦巻いとるわぁ」と見えてしまう。世の中にはいるのだろうか?つむじフェチ。スカートの中を撮影したら胸糞悪い犯罪だがつむじはどうだろう?なにはともあれ他人に勝手に撮影されんのは不快だよなー

 

over the 180 「昭和の間取りの世界」

昭和の物件の間取りは高さが180なかったりすることが多いので(178とか)おのずとかがんだ状態での移動を余儀なくされる。寝起きで頭がボ~っとしてるときは派手にぶつけて一気に目が覚める(そして凹む)。だからもしあなたが身長の高く猫背の人に対して「シャンとしなさい!」とまるで自信のない人に見えるせいで怒るのならば、まずは日本全国にある物件(50年前の建築規格、一間=182cm?)の各部屋の開口(少なくとも高さを)を変えてから言ってほしい。それができないならあなたに高身長猫背の人に「背筋を伸ばせ!」などと言う資格はない!ちなみにゆったりと通れるのは身長+30センチだそうだ

 

over the 180 「市販の裾足しナシの世界」

断っとくけど決して足が長いわけじゃあない、典型的な胴長短足なんだけどそれでも180を超えてるので相応に足は長くなる。すると裾が足りない!なんでよ?なんで裾上げがあって裾足しがないんだよ!といつも思う、足させてくれー

 

over the 180 「下が遠い世界」

胴長短足関係なしに下が遠い。何か落とすとため息がどっと出る、遠いから

 

over the 180 「ダンクができない世界」

180を超えるとバスケの授業とかでダンクできるんじゃね?みたいなことを言われるけど「マンガ(主にスラムダンク)の見過ぎ」と返していた。ただ、主人公の桜木が189だったかな?だったらできると思う。あと、フルのジャンプはめちゃくちゃシンドイ。NBAでもダンクはここぞ!ってときじゃん?素人意見ながらポンポンやるもんじゃあないってこと

 

over the 180 「胴上げをされない世界」

昔、なんだかテンションが上がって周りの連中がプールに向かって胴上げ状態でポイしてたことがあった(絶対マネしちゃ駄目だよ)。ちなみに親しくない集まりでお酒も入ってテンションがバグってたときだった。普段はそんな集まり絶対お断りなんだけど断る勇気がなかった。勇気、というか意志は大事よね。でも彼らは優しかった、ソッと降ろしてくれた

 

over the 180 「川で拾われたかもしれない世界」

3大質問にある「親は大きいの?」で親は大きくない、普通と答えると「近くの川で拾われた子説」がちょくちょく出てくるんだけど、あれ…相手はどんな感情で言ってんのかな?と今更ながら考えてしまう。嫉妬?羨望?陰湿?調整?はたまた無関心?分からん。(一般的にいって)身長の低い人に「なんでそんなに小さいの?」なんて聞こうとも思わなかったし。分からんなぁ

 

over the 180 「ウィンドウショッピングができない世界」

地元がほどよい田舎なので小一時間かけて町まで行き洋服屋とかで服を探したりするんだけど、マジにサイズがない。Tシャツなんて「これいいなぁ」と思ったらサイズがないなんて当たり前。ジーンズとかもなんであんなトップモデル寄りな作りなの?股下があるのは大歓迎なんだけど問題なのは股上。股上にも裾足ししてほしい。一期一会じゃない、あったのをゲットするしかない(これこそ一期一会か?)、そんな感じ

 

over the 180 「チャンピオンの気持ちが少し分かる世界」

王者、チャンピオン。誰の挑戦でも受けて立つ絶対的存在。180を超えるとこのチャンピオンを疑似体験することがある。いや、させられると言った方が正しい。男はバカな生き物で何かにつけて闘いたがる。走、遠投、腕相撲etc、監視されるのは嫌がるクセにスコアリングはしたがるのだ。しかも自分は傷つかない状態(体格差があるから仕方がないなどの言い訳)をしっかりと残しつつスコアリングしたがるのだ、大迷惑!

 

今んとここんな感じ、思いついたら足してく

じゃね

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